音楽・芸術

子どもの右脳を鍛える習いごと5選

子どもの右脳を鍛えられる習い事を順に紹介していきます。どの習い事が良いか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

習い事1つ目:ピアノ

右脳が鍛えられると感じる習い事:第一位は、ピアノです。作曲者の意図を汲み取り、音をイメージしてどのように弾いていくのか‥と表現力や想像力がモノを言います。
実際に弾いてみると分かるのですが、ピアノは右手と左手で動きが異なります。右手はメロディーを弾いて、左手は伴奏‥楽譜によっては同じ動きをしますが、基本的には(ほぼ)別々に動かして演奏します。集中しなければ弾けないので、時間を忘れてずっと弾いていたことを思い出します。
また楽譜を見て弾きながら(指を動かしながら)、目は(楽譜に記載の)次の音を追いかけています。常に先の音を頭に思い描きつつ、今必要な音を弾く‥という、とても高いレベルで頭を使っているんです。
ピアノなどの音楽は想像力や直感など右脳の力のみが働いていると思いがちですが、論理的思考といわれる左脳も、瞬時に切り替わりつつ繰り返しているんですよ。

  1. 目で楽譜を見る(右脳)
  2. 見た情報を脳が処理する(左脳)
  3. 脳からの指令で指を動かし、ピアノを弾く(左脳)
  4. 耳で今弾いている音を聞きつつ、次の音を追いかける(右脳)

目で見る⇒脳で理解する⇒指を動かす⇒耳で聞いて、次の音を頭で処理する…このように、右脳と左脳が常に切り替わりながら働いているのが【ピアノ】です。

習い事2つ目:スイミング

右脳が鍛えられると感じる習い事:第二位は、スイミングです。
頭では無くて体を使う習い事だったので、意外に感じる人もいるかもしれませんね。水に入るだけで、水による皮膚への刺激は脳が活性化するとも言われているんですよ。
水の中では身体を浮かせることができ、自由に動けます。泳ぐときは今自分がどのあたりに居て、手足はどのような状態なのか?頭の中で考えイメージして泳ぐ必要があるため、空間を構成する力=空間認識能力が養われます。この空間認識能力は、右脳に大いに関係します。空間認識能力が養われると、算数の図形問題もすぐに解けたり、地図が読んだりなども得意になります。
また、スイミングはピアノと同様に手と足は別の動きをします。これによりシナプスと言われる神経細胞の形成を促進するのです。シナプスが増えていくと、情報処理能力が高まります。情報処理能力が高まると、頭の回転も速くなります。

習い事3つ目:そろばん

第三位は、そろばんです。 そろばんは一昔前に流行ったポピュラーな習い事の一つでした。
そろばんは左手は常に固定して、右手でそろばんの珠を弾きます。計算するのは左脳の働きでは?と思うかもしれませんが、そろばんは【珠算式暗算】で右脳が鍛えられます。
そろばんの計算に慣れてきたら、暗算を習います。この時に筆算では無く、頭の中でそろばんの珠をそのままイメージして計算するように練習します。この珠をイメージして計算することが、右脳を鍛えるのに大いに役立つのです。
頭の中で珠をイメージして暗算していく‥それが珠算式暗算です。検定試験でも、そろばんよりも暗算が得意という子どもが多くは、この「珠算式暗算」をやっている子が多くいます。

習い事4つ目:絵画

第四位は、絵画です。絵画は絵を描くこと、まさにイメージ力や想像力など右脳を大いに働かせる習い事です。色鉛筆やクレヨンなどを使うので、指先も器用になります。
実物を見ながら絵を描く、これだけで右脳が刺激されるんですよ。見たものをどのように描いていくのか、頭の中でイメージしながら実際に紙に表現していくわけです。立体的に描くことも、空間認識能力も高めることができます。
絵画教室はピアノやスイミングほど多くはありませんが、紙と色鉛筆があれば今すぐにでも始められます。絵を描くことに正解は無いので、教室に通わせなくても全く問題ありません。
自由に絵を描く頻度を増やして、右脳を鍛えていきましょう。

習い事5つ目:プログラミング

プログラミングも、右脳を鍛える習い事の一つです。
2020年から小学校でも必修科目に、IT社会に対応できるよう小学生からプログラミングに触れることができるようになりました。
完成していくまでに、集中力と忍耐力が鍛えられます。また完成した後もよりよく改良するためにどうするか?という創造力や問題解決能力、そしてコミュニケーション力など多岐にわたる力を養うことができます。
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右脳を鍛える習い事を6つ紹介しましたが、何を基準にな選んだら良いのでしょうか。2つのポイントを紹介します。

右脳を鍛える習い事を選ぶ2つのポイント

  1. 選ぶポイント①右手と左手両方を使う習い事にする
    実際に私が習っていて思うのは、右脳を鍛えるのはやはり右手と左手を両方使う習い事が良いということです。両手ともに使う、ピアノやスイミングですね。
    私は利き手が右手のため、箸はもちろんハサミやカバンを持つ手などもすべて右手でした。左手を使う場面がほとんどなかったのです。
    しかし幼少期からピアノやスイミングなどを習うことで、パッとひらめく直観力や他人とのコミュニケーション力も養われていきました。特に集中力・忍耐力は、大人になった今も健在です。1つのことに集中することが大の得意になり、職場でも評価を得られるように。
  2. 選ぶポイント➁子どもの個性を伸ばせる習い事にする
    選ぶポイント2つ目は、子どもの個性を伸ばせる習い事にすることです。
    特に絵画は正解が無いので、その子の想像力・イメージ力が大いに影響します。紙と描くペンさえあれば、どこででも始められるのも魅力ですね。
    そろばんも良いですが、時間内に正しく解くのが大前提なので、時間に追われる・規律を求められるのが合わない子もいるかもしれないからです。
    絵画やピアノなど‥その子の考えるイメージがそのまま表現できる習い事は、右脳を鍛えるのに良い影響を与えるのでは無いでしょうか。
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